ランクヘッドというバンドを知って、世界を一緒に変えてみないか?
ランクヘッドというバンドがいる。
名前を聞いてハッとした人もいるかもしれない。
そして、
全然「なんだよそれ」っていう人もいるかもしれない。
そんな事知ったことではありません。
…とは言いつつも好きなもの、好きなバンド(ランクヘッドはバンド名です)がブログで
『このままだと事務所が1年もたない』
と、
嘆き、記されていたらどうなるか?
考えてほしい。
えぇ、
泣きました。
全文は上記ですが、えぇどっぶり泣いてやりました。
自分の好きなバンド
そして、
自分を形成してくれたバンドが、バンドのボーカルがこんな事を切に書いてくれて自分を形成してくれたものが終わってしまう(かもしれない)という事に何も出来ないままいるというのはいかがなものか?と。
私に出来ることは、と勝手ではあるのですが知らない人にも薦めるしかない、1人でもライブを見てみようか?というきっかけになれば良いな、と思って個人的な意味を込めつつまとめてみようと思います。
とりあえず無料で聞けるからSpotifyリンクを一番に貼っておきます。
下記にてYoutube公式MVがあれば貼っていきます。
各アルバムごとに『こういうものがあるぞ!好き!』というものを書いていきます。
「月と手のひら」(2005)
時系列は別にして、あなたのランクヘッドはどこから?と言われたら私は「体温」から、なのだ。
この中に入っている「体温」を中学生の時、夜中に流れていた地上波のMVをただ30分間流しっぱなしにしている所で出会った。
MV公式でないのが残念で仕方がないのだけれども、本当にシンプルなのにこんなに心が動かされたMVの一つである。
タイヤのホイールが回っている冒頭、そこから道路で4人が演奏している所を俯瞰でかつ他のカーライトで照らしながら撮っている。
エモエモのエモです。
色もモノトーンにしているのに色あるだろ!って思わせる中に
『人が生きているということが
ただもうそれだけで
こんなにもこんなにも必死だという事
ただもうそれだけで』
という歌詞で中学生だからこその「おっ?」という琴線を震わせるポイントがあり見ていき、
『ああ、ほら、今だって
聞こえるかい?
命が燃える音』
でがっつりとランクヘッドへの沼へ入っていきました。
そして、
このアルバムなんですが全体を通して1番私が好きなアルバムです。
ランクヘッドのアルバムに関しては良い所でもあり、もしかしたら悪い所でもある1曲目からバンッとアクセル全開でいくぞー!となっていて、起承転結がちゃんと出来上がっていると思うんです。
だからこそ、1曲ずつだと物語としての要素が薄くなってしまう、良い曲ばかりなんだけれども分解した時にパワーが減ってしまうような。
そんな物足りなさもあるんです。
ただこのアルバムに関しては違って1曲ずつもうパワーが強烈で。
最初から飛ばします。えぇ「月光少年」から飛ばしますし、ライブで1曲目にやられた時にはガンガンとアガります。
それくらいとても強い曲。
次に「グッド・バイ」でもう泣いて上記で話した「体温」がくる。
3点盛り、最高過ぎてこの流れは変えたくない。変わってもやっぱりこの流れが好き。
「魚の歌」では
『「君、死んだ魚みたいな 目してるね」
って魚に言われた』
本当にボーカルの小高さんが言われた(ように聞こえた)んだろう、と感じてしまうような写実的な歌詞
「零時」では
『逃げ出したい 耳を塞ぎたい
もう何も見たくない』
などネガティブにもとれるけれども、最後の「月と手のひら」で
『手をつないでうちに帰ろう』
と優しく包み込んでくれる流れになっています。
本当に大好きすぎます。
多分1番生涯を通じて聞いているアルバムだと思う!!
「影と煙草と僕と青」(2003)
ファーストミニアルバム
「東京にて」と「物思いに耽る夜」が好き。
『いつかこの唄をこの景色を忘れていき
何もかも思い出せずそのことさえ気付かないだろう』
”東京”
とつく曲のタイトルはほぼ名曲ばかり!
個人的に思う事なのですが漏れずにランクヘッドの「東京にて」も後世に遺る素晴らしい『東京』の曲だと思う。
Spotifyの方には配信されていないんですが、他定額制配信では「影と煙草~」ALが配信されています。
地図(2004)
メジャーデビューアルバム
「体温」を見て、すぐタワレコで買って今は無きヴァージンメガストアで高校の帰りに買った思い出がある。
「冬の朝」「白濁」「前進/僕/戦場へ」「三月」が好き。
「前進~」をアルバム12曲の流れの中、7曲目に入っていた時はガツーンとやられました。
淡々と、ずんずん進んでいくようなアルバムの流れの中終盤にかけて落ち着いた流れになるのかと思ったら、のいきなり「天国と地獄」が流れてくるような感覚。
単独でもライブであってもいつでも「前進~」のイントロが始まるだけで
「おっ、きた!アガるしかないじゃないの!!!」
となる1曲、本当大好き。
プルケリマ(2005)
2ndミニアルバム
ただ、メジャーだと初ミニアルバム、ぐう名盤
「プルケリマ」もまぁ~!!!!!!!聞き倒しています。
これに関しては共感とか盛り上がる為に聞く、というより泣きたい夜に聞きたい曲たちが集まっていると思います。
優しく寄り添う曲たちがそろっています。
アルバム自体がSpotifyにはありませんが、各定額制(略
「プルケリマ」「インディゴ」に関しては「ENTRANCE 1」の方に収録されていますので、この2曲だけでも聞き倒してほしいです。
「LUNKHEAD」(2006)
まだ当時のレコード店に貼られるポスターを場所もほぼ変えず、色落ちもせず貼っています…!
当時の4人にとって渾身の、もう自分のバンド名をアルバムにつけるってことはベスト盤か本気のアルバムなんだろうな、と感じるくらい「月と手のひら」「プルケリマ」に続いてバンッ!と出してきたアルバムだと思う。
ただ、個人的には私のこれがランクだ!と好きなのは「月と手のひら」で…苦笑
思い入れが大きいんです。
友達がその時のライブツアーのタイトルに選ばれたねぇ、と思い出します。
これは全曲攻めている、それこそ2曲目にある「カナリアボックス」のMVが攻めに攻めたな!と感じましたし曲ももう攻めている。
起承転結、というより起起起結というアルバム
だから1曲1曲を切り離しても凄く強いアルバムだと思います。
「すべて」「僕らの背中と太陽と」「ブラック・ミスティ・アイランド」が好き。
「僕らの背中と太陽と」聞き倒してるなぁ…
FORCE(2006)
4枚目
とにかく
「夏の匂い」聞いたことあるだろ?いや、絶対どこかで聞いたことあるからっ!
って言います。
ランクヘッドを知らなくても「夏の匂い」は聞いたことあるから、あのサビ聞いてるって言います。
カルビーの夏限定で販売されている(今もあるのかな?)「夏ポテト」のCMソングに起用されていました。
この年は狂ったように夏ポテトを食べました…本当に食べた、梅味美味しい。
だからこのアルバムに関しては「夏の匂い」で知った人に向けての『ランクヘッドはこんな感じのバンドです』というのを、2006年当時のランクヘッドの傑作が詰まったアルバムだと思っています。
だからこそ、これも攻めすぎでしょ~
というくらい全部強い曲たち。
ただ、
13曲中9曲目にある「ガラス玉」の入り方は素晴らしかった…1番最初に
『忘れた振りしたって』
のところからのジェットコースターが急降下する感覚は素晴らしいのです…本当ずるい曲だと思う。
孵化(2008)
「孵化」は狂ってる(笑)
というくらい、この2年でどうした?
と感じてしまったアルバム
シングルで出ていた「素晴らしい世界」はランクヘッドの今までの澱み感(個人的に大好きな表現です)があったのに、このアルバム全体となったら凄い澱み過ぎて埋もれてしまう、ずぶずぶともう深海まで連れていかれる、前作が光なら今作は闇の闇。
もう引きずり込んでやるよ、な1枚だと思います。
「ぐるぐる」とかもライブだと狂ってしまえ、と言わんばかりに盛り上がる1曲だと思っています。
ATOM(2009)
ABCマートのCMに起用されていたんだ…(当時ABCマートがあったかどうか分からないくらい、今まとめてみて思い出した)
首都圏とかだと多分聞けていたんだと思う。都会は…
これも原点回帰?というか光の方に持って行くような1枚であり、「FORCE」に続いて2009年のランクヘッド名刺アルバムだと思う。
でも個人的には名刺とするなら「FORCE」の方がランクヘッドらしい、と感じるけれども少し「FORCE」の攻め感に大人要素を含んでいる。
「トット」とかなんて多分2006年の私が
『ランクヘッドがこんな曲を作るだろうな…』
って思っていても出てこない引き出しだもの。
びっくりしました…
「闇を暴け」「スモールワールド」「それでも血は鉄の味がした」「歌いたい」が好き。
VOX(2010)
3枚目のミニアルバム
ジャケットもそうですが、「ATOM」の補足、補強盤
これも入れたかったけれども入らなかったからミニアルバムで補填してみんな聞いてね!アルバムだと思っています。
というくらいこれもミニアルバムとは思えない強さのあるアルバムだと思う。
ふと1曲ずつ聞いているとたまに「ATOM」か「VOX」かみたいな、いやここら辺1曲ずつで聞いている時が多かったんだけれどもプリキュア的に2枚で1つ!みたいな所があります。
「シューゲイザー」のイントロ聞くだけで、泣いちゃう。
[vivo](2011)
[vivo]も安定的に淀んでいます。
前作で少し光があるのかな?どうなんだろ?どうくる次作、と思ったらシングル「シンドローム」で安定的に淀んだランクヘッドだったー!!!!!!大好き!!!!!!
という感じでもっていかれるアルバム
今作に関しては澱みと言っている(ずっと思っている)からか「泥日」とかあったし、「螺旋」は相変わらずこれもライブでがんがんいこうぜ!と攻めてくれる1曲
どこをとっても美味しいなぁ。
青に染まる白(2012)
迷作。
確かこの辺りでランクヘッドというバンドとしてどういう方向へ行くか?
みたいなことがあった気がする。
で、私
本当にこのアルバム全アルバムの中で1番聞いていないな、と苦笑
1つ1つ勿論iTunesで流していると聞いてはいるんです。
ただアルバムで聞く、となるととてもむず痒くなるんですね…
「みゆき」とか凄く良いんだけど…やっぱり今まで聞いていた方には物足りない?びっくりするアルバムだと思います。
メメントモリ(2013)
「青に染まる~」がびっくりしたもんで、今作の前にシングル「いきているから」がランクヘッドだ!という相変わらずで、でも泣ける曲がポッと産まれてくれたことに感謝!
というくらい良かった、と苦笑
「明日死ぬくらいの感じで」や「未来を願ってしまった」とか「共犯」なんて「月と手のひら」アルバムを彷彿とさせる澱みタイトルと曲
絶対「月と手のひら」のあの澱み感が好きな人は「メメントモリ」のアルバムの流れが大好きだと思います。私がそれ、ですもん(笑)
「家」(2015)
1回「メメントモリ」で事務所うにゃうにゃあっての「家」でメジャー再アルバムになってよしっ、となって泣いていた思い出。
先に「スターマイン」発売されて、花火のようにドカドカ突き進んエこのままいってやる!!!というところからの
「うちにかえろう」で泣く
という流れが出来上がって。先行MVだった気がする、これ。
なんて美しい作画…って叫んでいた気がする。
一応「ケンミンショー」のED曲に起用されていたけれども、彼らも言っていましたがただただシチューのCMの曲
本当に「うちにかえろう」に関しては今でも良いから、夏になろうとしても秋口のCM作成に手をかけているならシチューのCMに使う次の曲は「うちにかえろう」を起用していただきたい!
その位シチューの曲なんだよなぁ…シチューよく食べたよ、この年(笑)
「地図→家」も新たなるランクヘッドの幕開けを象徴させてくれる曲だし、「誰か教えて」→「懺悔室」→「スターマイン」の澱み、澱みからグッと宇宙空間へと突き進むこの流れが最高です。
アリアル(2016)
(※ここからは2019年6月11日現在 定額制配信サイトでは配信されておりません。別途課金だ!)
「優しくしたい人がいる」
が「ゴッドタン」のEDに起用されていましたが、こちらでは何ヶ月遅れだよ…というくらい首都圏初回放送より遅れていて苦笑
それで確かやっと撮れた!
と思ったら次の週には次のEDに変わっていたんだよなぁ…って。思い出した(笑)
で、
この時ARMVってかAR自体今より全然身近なものじゃなかったのに、この「MVをスマホで見た時にライブを家で見れる!」って感動が凄くて。
こういうのが広まっていくんだろうな
と思ったけれどもこれ以降ARMV見たことないかもなぁ…
このアルバムは上記3つが順番にアルバム出します!から発表されて。
単体で「ぐるぐる」のような言葉遊びが強いんだろうな、と思ったら「うぇいうぇいうぇい」というまーたライブで盛り上げてくれる1曲が生まれ、またランクヘッドがランクヘッドを更新した…!と感じるアルバムです。
plusequal(2019)
で最新作。
紆余曲折あっての1枚、となりました。なっています。
配信にて3か月連続リリース
「心音」「アウトマイヘッド」「はじまれ」の3曲。
「心音」に関しては旧友でありライバルとも読めるバンド『つばき』のボーカル一色徳保さんに捧げる曲となっていて。
ランクヘッドからつばきを知り、つばきの世界も大好きだった私にとっては一色さんの事に関して東京へ行けなかった事を含め、まだまだ思うものがあり。
ただこうして気持ちを汲み取る?届けたい、というようなのを曲にしてくれてずっとずっと聞いている。
3曲の流れって本当に好きで。
そこに漏れた「小さな叛逆」
漏れていてもライブ会場で販売されていて、今も放送されているランクヘッドのラジオで初めて聞いた時はえぇ泣いた。
で、
ライブで披露してくれた時もえぇ泣きますよ…こんなに素敵な曲でも漏れたのか、と。
寧ろこれをライブ会場でしか買えなかった、というのもライブで心掴まれてそのまま購入(ちゃんと発売されると決まった時に買いましたが、初見だとそのまま物販へ行くレベル)になっていたな、と思います。本当に大好き。
澱みもあるけれども、このアルバムに関しては光もあるんだよなぁ…今までのもそうやっていたけれども、どこかこの1枚に関してはベクトルが変わってきていて。
それはとてもとても良いことで。
ただ、この良さって聞かなきゃ分からないじゃない?
と。
難しいかもしれないけれど、とにかくはライブ!
ライブに行けば絶対どれかやる(笑)
ライブの空気感は上記のライブアルバムを聞いてほしい。
今でもライブでの打数が多い曲たちばかり。
20年で発表されたほぼ全部のアルバムと曲たちについて3時間近くでまとめてみました。
ただ、会場限定曲で配信もなくて埋もれてしまっている曲もある。買えないし…買えないのかな?
もしかしたら配信されるかもしれない、との流れですのでまずはライブ盤でも良いし薦めた流れで気になったやつでもMVでも何でも良い(どうせならランクヘッドにお金がいくような流れに行ってくれると好きな人間としては嬉しくなる)
ランクヘッドはどんな人たちなんだ?
って気になったら全国海外どこでも聞けるラジオだってある。(※ただし金曜と土曜の放送日しか聞けないので注意してください)
とにかくは現在進行形でランクヘッドというバンドが大好きな人たちがこんなにもいます。
のまとめ
と
これからランクヘッドというバンドを好きになって7月19日恵比寿リキッドルームで行われるライブに行きませんか?と誘ってみる訳です。冒頭に戻ります。
新しい世界のきっかけになります。
バンドのライブなんてこわくないさ、むしろ楽しい世界でしかない。
こんなにも鬱屈した世界を寄り添っては救いだしてくれる人たちがいただろうか?
みたいな気持ち悪いかもしれないですけれども割と本気でファン(と名乗って良いのだろうか?)の1人としてここまで書かせていただきました。
とりあえずチケットは手にしています。買った。
ただ入院云々の関係でどうなるかは分からない。
だからこそのもどかしさがあるんです。
よろしくお願いします!!!